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●　「フュリアス･ジョージ特集」

Furious George というチーム

１．名前の由来～ロゴのサル～成り立ち
２．近年のフュリアス･ジョージ
３．フュリアス･ジョージのプレースタイル

・名前の由来

フュリアスジョージの名前の由来は1941年に誕生して以来、世界中で2千万部以上売れている人気絵本「ひとまねこざる」の主人公「おさるのジョージ」の英名"Curious George"から。頭文字のCをFに変えると"Curious(好奇心旺盛な)"から"Furious(怒り狂った)"と全然違う意味になる。ちょっとした遊び心から生まれた名前だろうが、人一倍熱いメンバーがそろったこのチームにピッタリの名前である。

・ロゴマークはサル

チームロゴは怒ったサル。デザインを担当したのは、1995年～2000年までチームの中心選手として活躍したカイ･フー。実は彼はれっきとしたプロのアーティストで、バンクーバー市内のギャラリーで彼の作品を鑑賞･購入することができる。ロゴは一見するとかわいいサル(おさるのジョージ)だが、良く見ると怒っている(Furious)サルであるとわかる。ポップで完成度が高いこのロゴは人気があり、ロゴ入りTシャツやパーカー･バッグなどのグッズはバンクーバーをはじめ、北米中で売れていて、クラブジュニアでも一部のグッズは買うことができる。

・フュリアス･ジョージの成り立ち

バンクーバーを拠点とする2チーム、ベテラン主体のバーティゴ(Vertigo:目まい)と若手主体のイーブル･ジーニアス(Evil Genius:邪悪な天才)が合併する形で1995年に設立。以来、カナディアンナショナルズ(カナダ選手権)を1995年から1997年まで3連覇し、1997年に地元バンクーバーで行われた世界クラブチーム選手権では3位という好成績を残し、順調に世界のトップチームへと仲間入りを果たす。

そして大きな転機は1998年に訪れる。バンクーバーを拠点とする2チーム、フュリアスジョージとイーブル･ジーニアス後にできたやはり若手主体のチーム･オールターボーイズ(Altarboys:ミサの侍者)が合併、さらにビクトリアにある古参チーム･ノーマッヅ(Nomads:遊牧民)の主力選手が新生フュリアスジョージに加わったのだ。この結果、ほぼフュリアス･ジョージ＝(イコール)カナダ代表チームというメンバー構成になる。そして同年に行われたアメリカ･ミネアポリスで行われた世界選手権では、フュリアス･ジョージのメンバーを中心に構成されたカナダ代表チームは決勝戦で日本代表を破り、世界大会初優勝を果たす。またこの年、UPAクラブ選手権(通称･UPAナショナルズ)へ初出場も果たしたのだ。

情報提供･石井哲(文中敬称略)

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