|
|
|
|
アルティメットという競技の紹介 |
|
|
■ |
施設・用具 |
|
|
縦100m×横37m、プレイングゾーンは縦64m、エンドゾーンは縦18mです。用具は、重さ175g、直径27cmのプラスチック製のフライングディスクが使用されます。主にディスクラフト社製ウルトラスターが使われています。
|
|
|
■ |
競技の誕生と発展 |
|
|
アルティメットは、1968年にアメリカのニュージャージー州で、コロンビア高校の学生がはじめたと言われています。ボールより長い滞空時間と優れた飛行特性を持つフライングディスクを使うことで、球技とは異なる魅力が生まれました。そして、ディスクのスロー技術、キャッチ技術等、フライングディスクスポーツを集約した「完成された競技」という意味で、"究極(ULTIMATE)"の名がつけられています。
試合では「スピリット・オブ・ザ・ゲームズ」という紳士的な基本理念に基づき、審判を置かずに選手同士の判断によるセルフジャッジを採用している点もユニークです。現在は世界30カ国以上でプレーされており、2001年秋田大会よりワールドゲームズの正式種目に採用された。日本代表チームは、世界選手権大会において、1998年オープン部門、女子部門ともに準優勝となり、世界トップレベルの実力を有しています。 |
|
|
■ |
競技の特徴 |
|
|
|
・基本的なスロー
フライングディスクを使えば誰にでも簡単に長い距離を投げることができます。また、カーブや浮き上がるスローも投げることができるなど非常にバリエーション豊かです。最初はディスクを使った様々なスローに挑戦してみましょう。
バックハンドスロー:ディスクの最も一般的な投げ方です。手首のスナップを効かせて回転をかけて投げます。人差し指をディスクの側面に添えて投げるとコントロールが定まります。
サイドハンドスロー(フォアハンドスロー):親指、人差し指、中指の3本でディスクを握ります。野球のボールの握り方と同じです。最初にひじを引き、ひじを前に押し出すようにしてスナップをかけて投げます。前に投げることよりも回転をかけることを意識するとうまく飛ぶようになります。
ハンマースロー:サイドハンドスローと同じ握り方でオーバーハンドスローのように上から投げます。ディスクの裏面が上を向いて飛ぶことからアップサイドダウンスローとも呼ばれます。
・競技の進行
各7人からなる2チームがディスク(フライングディスク)をパスによって運び、敵陣エンドゾーン内で味方からのパスをキャッチすると1点となります。
両チームはエンドゾーン内に1列に並び、ディフェンスチームがオフェンスチームにスローを投げる(スローオフ)ことでプレーの開始となります。両チームとも相手のエンドゾーンがゴールとなり,オフェンスチームはパスで攻撃を展開していきます。パスを受け取った選手は3歩以内に止まり10秒以内に味方にパスをしなければいけません。パスしたディスクが地面に落ちたりラインから出た場合、またはディフェンスチームにインターセプトされたり、10秒以内にパスをしなかった場合は、その場で攻撃権が相手チームに移ります。身体接触は禁止されています。1点入るごとにコートチェンジを行い、前のプレーで得点したチームがディフェンスとなり、スローオフをすることで試合を再開します。
・試合形式
大会ごとに定められています。時間制(90分制、40分ハーフ制)やポイント制(21点先取、17点先取、15点先取)などで行われます。
・用語の説明
マーカー:ディスクを持っている選手をディフェンスする選手です。ストーリングカウントを数えます。相手からディスク1枚分以上離れていなければいけません。
ストーリング:ディスクを持っている相手(スローワー)をディフェンスしている選手(マーカー)は、3m以内の位置についた時点で「ストーリング」とコールし、1秒間隔で10カウントを数え始めます。10(テン)カウントまで数えるとストーリングアウトとなり、攻撃権が移ります。
トラベリング:ディスクを持った選手が3歩を超えて歩いた場合や軸足が移動した場合の反則を言います。反則前の位置に戻ってプレーを再開します。
ダブルチーム:ディスクを持っている選手に対し3m以内に2人以上のディフェンスがいる場合の反則を言います。コールされた場合は一人を除いて3m以上離れ、ストーリングは2秒戻してプレーが続行されます。
ストリップ:オフェンスよって所持されているディスクをディフェンスが落とした場合の反則を言います。ディスクを戻してプレーを再開します。
ピック:自分の走路を妨害されることを言います。妨害されたときに「ピック」とコールします。反則が起こる前の位置に戻りプレーを再開します。
・ポジションの名称
QB(クォーターバック):最初にディスクを持ちパスをする選手です。
ハンドラー:ディスクに近い位置にポジションし、パスを回す役割をします。
ミドル:パスを受けシュートを狙う中盤のポジションです。
ディープ:パスを受け得点を狙うポジションです。
|
|
|
|
|
|
|