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快晴で暖かく、風も弱く、絶好のコンディションの中、2010年の日本一を決める文部科学大臣杯第35回全日本アルティメット選手権大会・決勝戦が開催されました。
ウイメン決勝は、常連だったマッドを準決勝で破ったハックと8月の世界アルティメットクラブ選手権で銀メダルを獲得した壱の対戦。お互い手の内を知り尽くしている強豪同士の対戦ということで、接戦が予想された。
しかし、試合開始早々、連取に成功した壱の一方的な展開。スピード感溢れるオフェンスに加え、相手にプレッシャーをかけ続けるディフェンスで点差をどんどん広げていく。後半、キャラハンゴールなどで巻き返したハックだったが、この日の壱はその程度では全く動じなかった。全体的な運動量で圧倒し、17-7の完勝で見事2連覇を果たした。
オープン決勝は、7月のU23世界アルティメット選手権の日本代表チームの母体となった日本体育大学バーバリアンズが、自身としても学生チームとしても、実に10年ぶりの決勝進出。迎え打つのは11連覇中の絶対王者、文化シヤッター・バズバレッツ。
社会人チームを次々と破って決勝進出し波に乗る日本体育大学がどこまで文化シヤッターを脅かせるかが注目だったが、やはり文化シヤッターは強かった。若手中心のオフェンスセット、ベテラン主体のディフェンスセットと先を見据えたメンバー構成で望みながらも、時折、切れ味するどいアップサイドダウンスロー等で対抗する日本体育大学を圧倒。17-8で12年連続12回目の優勝を果たし、自身が持つ連覇記録を更新した。
男女共に優勝した壱、文化シヤッター・バズバレッツの強さが際立った決勝戦であった。
株式会社クラブジュニア 海外渉外担当 石井哲
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